保護者の皆様へ

ペット業界の現状は?その未来は?

これまでに本校に寄せられた、保護者の方の声にお応えするために県内の大手ペットショップ「PET BOX」を経営するオム・ファム(株)専務取締役 仲宗根氏のお話を伺いました。現在のマーケット事情、今後の動向、そして人材育成への考え方など、現場ならではの情報が満載です。本校への入学をご検討される際にぜひご参考になさってください。

ペット業界と人材のホンネを語る

ペットは「ブーム」から暮らしの一部へ。4~5世帯に1頭の割合に!

ペットブームといわれて久しいのですが、実はもはやブームではないんです。ペットを飼う人は年々増加傾向にあり、暮らしの一部として定着しています。その背景には、少子化に伴い犬や猫を飼う夫婦が増えていること、独身の多くがパートナーとして求めていることなどが上げられます。

ペットフード工業会の調べによると、国内の犬猫の飼育数は2,168万頭で、人間の子ども(15才未満)の人口は1,860万人。また、4~5世帯に1 頭の割合で保有しているという調べもあります。

2兆円産業の背景には「家族」意識があり、業界へのニーズも多様化。

「コンパニオンアニマル」という言葉をご存知でしょうか。従来のペットが愛玩的な意味付けであったのに対し、「一緒に暮らすパートナー」「家族の一員」という意味で使われています。そのため、健康面や衛生面における配慮も高まり、これらに関する商品やサービスのニーズも多様化しています。

また、犬や猫も高齢化が進み、医療ニーズも急増しています。現在、ペット産業は2 兆円を突破、今後もその成長は続く見込みです。よって、社会に大きな影響を及ぼす他の産業と同様に、高度な専門知識・技術をもった人材育成が急務となっています。

ペットのプロを目指すなら、まず人としてどうあるべきかを問う

先に述べたように専門的な知識や技術は必須ですが、その前に我々が求める人材は、社会人としての自覚をきちんと持っている人。「ペット業界で働くなら動物好きでいいじゃん」なんてことは通用しません。ペットとは人間を介して触れてゆくわけで、人と人とのより良いコミュニケーションがあって成り立つものです。

そのため我が社では、入社と同時に「挨拶」「清掃」を徹底させています。「清掃」においては、動物達の環境づくりの基本ですが、「気づき」「思いやり」「行動」を育む基礎だと考えいるからです。相手が何を求めているか、自分にできることは何か、どう動けばいいか。これこそがコミュニケーションですよね。

人に対して気づきや思いやりがもてれば、自ずと動物への接し方も変わります。確かP.e.t(沖縄ペットワールド専門学校)さんも「挨拶と清掃の徹底」を掲げていたと思います。まず自分と向き合い、人と向き合う。動物という「命」に関わる仕事をするわけですから、人としてのあり方は最重要なポイントです。

PET BOXオム・ファム (株)専務取締役 仲宗根 立昭
「PETBOX」創業時にアルバイトとして携わり、以来15 年を経て現在は専務取締役として人材育成等を担う。ショップの現場でペット産業の進化を体感し、今も現場主義。さらに次代をみすえた新プロジェクトにも取り組み中!
写真:PET BOXオム・ファム (株)専務取締役 仲宗根 立昭
写真:PET BOXオム・ファム (株)専務取締役 仲宗根 立昭

目指すのは、人・動物・社会を結ぶ人材。活躍のフィールドは多彩!

ペット産業は時代の変遷とともにさらに進化していきます。特にサービスにおいてはペットの先進国に近づいていきます。となると、ペットが社会に与える影響はますます大きくなることが予想され、そこに携わる者の資質やレベルも高く要求さえるようになります。社会には動物をあまり好まない人もいますし、こうした中で互いに気持ち良く暮らせる配慮がないといけない。気配りはもちろん、対応するための知識や技術も必要です。

また、動物医療と美容の融合など、新たなサービス形態に対応できる、高度な知識も求められることでしょう。今はネット等の活用で、お客様自身が多くを知っていることもあり、それを裏付けるプロとしての「確かな学び」はやはり必要。このようにペット業界の人材ニーズは限りなく、きちんと学びを経ることは極めて有利で、本人次第でどこまでもスキルアップできる業界です。

アフターインタビューP.e.tの学生を採用してのホンネ感想

P.e.t の学生は基礎があるから成長も早い。

我が社でもP.e.t出身の学生を採用していますが、全体的にいえることは真面目で熱心。動物への愛情や理解もしっかりとしています。在学中は、選択したコース以外の専門基礎知識も学ぶようで、現場のスキルの吸収も早いように思います。これからますます多様化するペット業界において、高度な専門知識・技術を持った人材は必須。多いに期待しています。

県内外のペット業界の活況を数字でチェック!

ペット関連業者数集計データ

全国・沖縄共にサービス業がトップ。ニーズの多様生が現れています。

全国・沖縄共にサービス業がトップ。ニーズの多様生が現れています。

ペット飼育率No 1 の犬、飼育意向率も高く伸び率は上昇の見込み。

犬の登録頭数データ(厚生労働省/衛生行政報告より)

犬の登録頭数データ(厚生労働省/衛生行政報告より)

「ペット支出は節約の対象外」日本にでも同様の傾向に。

海外市場紹介「米国ペット市場データ」 2008.10

マースInc.の子会社でペットフードメーカーのザ・グッドライフレシピペットケアCo . (米テネシー州)が「2008 年ブランド調査」を行った。それによると、米国では景気冷え込みのなか、飼い主の4人に1人は家計が厳しくなってもペット支出を切り詰める考えはないと回答した。

ペットフードを最初に節約しないと答えた人は5 人に4人。ペット支出をカットすると答えた人のうち、医療費を節約する人は半数だった。ペットへのクリスマスプレゼントに25ドル~100ドル(約2700円~1万100円)を使う予定がある人は約半数。ペットフードを選ぶ基準では、60%が自然素材であることをもっとも重視するとし、3 人に2 人は価格がペットフードを選ぶ基準ではないと答えた。

調査会社パッケージドファクツの推計では、2007 年のナチュラルペット製品の売上高は昨年はじめに発生した有毒化学物質メラミンのペットフード汚染問題を機に無添加フードにシフトする人が増えたことで前年に比べ4 1%増のおよそ13 億ドルと大幅に増加した。2008-2012年期も年間2ケタの成長が予想されている。

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